質問:事前準備のコマセについて

2012年05月08日

コマセの事前準備について質問をいただきました

ありがとうございます

 

正直なところ

今回の内容にあるように

海水と真水との関係については

さほど気にしておりません

 

特に配合エサとオキアミとを混ぜ合わせる場合は

配合エサの成分や水の量、練り具合によるところが大きいと考えています

 

ただし、前日から準備する場合は

コマセの鮮度には気を使っています

 

チヌの場合はムギなどが発酵し

全体が熟成した方がむしろよいのではないかと思っていますので

気温が高い時期になっても

そのままバッカンで持ち込みます

少し腐りかけていた方がよいのです

 

一方、グレの場合は鮮度重視です

なるべくオキアミも半解凍状態で準備し

混ぜた後はクーラーボックスなどに入れて鮮度を保ちます

 

そして問題は水加減ですね

オキアミからかなりの水分が出ますから

少なめにしておいて

現地の海水で調整することを心がけています

 

水加減でかなりの比重をコントロールできるので

現地の状況を判断して

水加減を調整します

 

場合によっては

仕切りバッカンを使用して

同じ配合のコマセを

水加減で違う比重のコマセに分けて使用することもあります

 

塩分については

冷凍オキアミにもかなりの塩分があるようです

 

また、ボイルなどを原型のまま解凍し

事前に水分を含ませておきたい場合がありますが

この場合は鮮度や色を保たせるために

真水の中に塩を投入しておくとよいでしょう

 

特にサシエサの場合は

現地に塩を持ち込んでおいて

サシエサケースの中に塩を投入します

 

こうすると鮮度、色持ちもよく

オキアミ自体の身が締まりますから

遠投時に針落ちがなく

エサ取りに対してももちがよいように思います