隠岐の夜釣り・・・ふかせロッドはどれがいい??

2009年09月11日

隠岐の夜釣り

ふかせでマダイ、尾長グレ狙いのロッドについて質問をいただきました

ありがとうございます

 

いろいろお悩みのようです

確かにどこのメーカーもさまざまなコンセプトでラインナップしてきますから

買う方は悩みますよねー

 

でもこの悩むのも楽しみのひとつですね

 

それでも最近のロッドは高額になってますので

何本も何本も持つことは大変です

ましてや使ってみて「だめだった」らすぐに買い換えるというわけにも行きません

自分に合ったものを慎重に選びたいものです

 

私は「がま磯」を愛用していますので他のメーカーのロッドのアドバイスはできませんが

少し考えをお話します

 

アテンダー225も候補にあがっていましたね

これはおすすめです

アテンダーシリーズは私も気に入っていまして

1号から2.5号までをかなり使い込みました

この竿の特徴は

トップから胴に加重が移行するのがスムースです

そして一見、ここが限界かと思うところから

さらにバット部分(元竿)に加重がかかり

ここからさらに粘り腰を発揮してくれるところがなんともいえません

 

私のやり取りのスタイルは

一見「のされているのではないか」と思うほどに

竿の出しが低くなります

このスタイルだと

 

竿の反発が強すぎるものや、胴に乗ってからの返しが早すぎると

バラシのトラブルになる場合があります

その点、アテンダーは私のスタイルにぴったりです

 

そして竿の出しを低く構える理由は

やり取りしている際に

常に竿の全体(トップも含めて)が視界にあることを大切にしています

この方が次の動きやアクションがかけやすいと考えているからです

 

それと、手元に近い部分に魚の重量感を感じていた方が

やり取りの醍醐味がありますし(釣り味がいい)

魚の大きさを実感できるからでしょうか

やり取りしている魚の向きなど

海中でどのような状態になっているかもわかりやすいとイメージしています

 

がま磯アテンダーはそこまで感じ取れる竿だということです

 

夜釣りをメインに考えれば2.25号または2.5号をおすすめします

この号数だと、ふかせ以外にも小・中のタルカゴ仕掛けにも対応できます

 

そして近年、「これはすごいなー」という竿に出会いました

それが「がま磯マスターモデル尾長」シリーズです

従来の号数表示ではなく

「M」「MH」「H」「XH」となっています

 

隠岐の昼釣りのふかせ釣りには

とにかくマスターモデル尾長の「M」をすすめています

口太グレの40センチ級に使うのに最高のロッドです

「マスターモデル口太-T」よりも

むしろ私の釣りスタイルには「尾長」が適しています

というのは、「尾長」は「アテンダー」の流れを汲んだ仕上がりになっているからです

 

そしてこの竿には驚くべき特徴があります

足元で魚の引きに耐えていると

「フッ」と沖に向いて魚が走り出すことです

これはすごいことです

ぜひ皆さんにもこれを体感していただきたいので

とにかく最近は「尾長」をすすめています

 

狙いが口太であっても「尾長」です

 

そして、胴からバットがとにかくしっかりしています

「M」でも40センチ級の魚なら玉網なしでぶり上げることもできます

それでいて穂先は0.9mm(Hからは1.0mm)ですから感度は抜群です

操作性も1.25号クラスの繊細さを持っています

 

もうひとつこの竿のいいところは

元竿のシートのところで竿を継いでいないことです

バット部分が竿尻から一本もので仕上げていることです

これで竿尻を支点にしてしっかり大物の重量感を感じとることができるわけです

 

また、デザインもスタイルも・・・かっこいいじゃないですか

このシリーズは「M]から「XH]まで元径がすべて同じです

それでいて違う強さに仕上げる技術はすごいと思いません?

 

現時点では完成度の高いロッドといえると思います

 

隠岐の夜釣りであれば「MH]以上がおすすめです

「H」「XH」となれば、マダイ、ヒラマサの大物ふかせ釣りから

九州離島の夜釣りの尾長狙いにもピッタリです

 

適合ハリス表示は、あくまでも目安です

表示以上の太ハリスで大物に挑んでみてください

この竿のよさが実感できます