江の川は超渇水と高水温です

2022年08月12日

11日は山の日で祝日でした
連日の猛暑です

甲子園では熱戦の連続ですねー
それにしてもレベルが高い

年々選手個々の力が上がってきて
技術、心身ともに完成度が高くなってきているように思います

そんな中
島根のレベルはどうかなー
上がっていってる?

全国の多くの中学生が硬式を経験して上がっているのに対して
島根ではほとんどが軟式から

一概にこれがどうこういうものではないですが
中学校の部活動の問題などもありますから
中学野球のあり方から見直す時期が来ているようにも思います

島根の子どもたちだって
いい素材はたくさんいるわけですからねー
いい環境が整うことを願って止みません

いよいよ島根代表の浜田高校が初戦を戦います
コロナの影響が心配ですが
熱戦を期待します


さてさて
高校野球の話になるとついついですねー
この時期になると血が騒ぐんですよー

それ以上に血が沸騰するくらい興奮して止まないのが
今年の鮎釣り

10数年振りの江の川通いに燃えています

さすがに超渇水と高水温で厳しくなってきました
オトリが回らず苦戦します

なかなか鮎が掛かりません

釣り人もだんだん少なくなっていましょうか

下の画像は都賀本郷下流の瀬です
片磯の瀬ですかねー
字や名称が間違っていたらごめんなさい

いつも釣り人が立っている人気ポイントです
わたしも大好きなポイントの一つです

でも人気ポイントだけに週末はなかなか入ることが出来ません


この日も本命の右岸には先客がおられましたので
左岸から入ってみました

このポイントは今シーズン初めてです

それにしても渇水ですねー
これだけ石が姿を見せるのは珍しいことです
押しの強い江の川ですが
肩付近から対岸へ歩いて渡れますもん


ここはですねー
近くに沢が流れ込んでいて
この水が冷たいのでオトリを生かしておくにはいいですねー

水合わせがめんどくさいですが
死んでしまってはもともこうもないですから


さて釣りの方ですが厳しいです
辛抱です
我慢です

でも待つのが苦手なわたし

バタバタとこまめに動いて
直ぐに弱るのを覚悟でオトリもこまめに動かして誘います

やっとの思いでまずまずサイズをキープ

いつもなら
ここから連チャンしてリズムに乗るところですが

ここからですにー

次がまた
辛抱、我慢、忍耐の釣りですわー

わたし苦手です

でも今年はがんばってやってみます

これだけ渇水になるとですねー
泡立ちのガンガン瀬の中でも
ちょっと深みがあって
さらに溝になってツルッと流れがあるところ
そういうところにやる気のある鮎が潜んでいます

繋いで繋いで
辛抱して、我慢して立ち込んでいると


コツッと軽く当たったかと思ったら
ガンガン瀬をビビビーって26cmほどあるオトリを
上流へ引っ張りあげるヤツがきましたよー

竿を立てると今度は下流に走り出します
ビューン・・・オオオオオー

太仕掛けにものを言わせて一歩も下がりません
グイーンと振り子で抜いて取り込んでみると
オトリよりも一回りデカイ27cmはありますねー

それ以上に太いわ


でもですねー
気になるのは冷水病でしょうかねー

釣り上げた直後なのに
ヌメリは少なく尻尾にかけてはざらついて
斑点ぽい模様が出ています
色もちょっと全体に黄色っぽいですよねー

酸欠気味でしょうか

それがですねー
良型に限ってオトリに使うと直ぐにグロッキー
引き舟の中でも直ぐにグロッキー

鮮度を保つにはですねー
直ぐに氷水で凍めておくといいんですが
それでは友釣りは成り立ちませんしねー

なかなか厳しい釣りです

良型は針の掛かりが背で浅くいい状態であれば
そこそこ持ちますが

2、3回が勝負
その間にケラレたりバラシたりしたらダメです

そこで救世主となるのが
たまに掛かってくるチビ鮎
チビと言っても20cmあるなしくらいですかねー

これがいい仕事をするんです
持続力があってですねー

うまく流れの筋から入れてやると
ガンガン瀬も入っていく

いいですね

そんなこんなで
辛抱して
我慢して

30本ほどとれました
(画像以外に6本ほど次のオトリにキープ)


ショックだったのはですねー
大鮎と格闘中に
がま鮎 初代パワースペシャル荒瀬が穂持ちからポッキン

折れた箇所から先が
オトリも掛かり鮎ももろとも「たっしゃでな」してしまいました

古い竿ですからパーツがなく
これでお蔵入りです

わたしにしてはまだ日没までには十分に時間があり
鮎もいい当たり方してきたヤツだったんで
夕マヅメを期待していたんですが
これにて終了

いつもより早上がりとなってしまいました

竿が折れて
心も折れかけましたけども大丈夫

予備の荒瀬竿をもって
尺鮎目指してがんばります

ちょっと心配なのはやはり冷水病ですねー
この日も上流から死んだ鮎が流れていくのを
何尾も確認しました

相当な数が死んでいるのかもしれません

9月の最終までがんばって生き延びてくれよー
そしてもっともっと大きくなってくれー


仕掛けの方ですけども
江の川は特別仕様なんで
すべて自分で組んでいます

水中糸にはメタルラインの03ー04
両端はPE系の08くらいを直接編み込んで
その編み込み部分に直結します

鼻カン仕掛けは今のところ背針仕掛けでやっていて
幹糸の鼻カン側にフロロ2号と
サカサ側はPE1、2号を幹糸に編み込んで誘導式にして
これは完全にわたしのオリジナル
今シーズン大鮎対応に考案したんですが
今のところいいですねー
強度
手返し
など大きなトラブルがありません

オトリサイズが18cm~28cmまで対応し
極力オトリに負荷が掛からないように工夫しています

いい感じです

大鮎仕様にはオモリ仕掛けがいいのはわかっているんですが
今のところ比較的大きめの石が点在し
変化が激しいポイントを攻めているんで
背針で何とかオトリを入れられることと
根掛かりが圧倒的に少ないことがいいですね

それもですねー
まだまだオモリ使いの勘が戻っていないことと
最近、山も風が強くてですねー

長竿をあおられてオタオタすると
根掛かりしちゃうんですよねー

オモリの釣りは豪快な釣りに見えますけども
実は繊細な釣りでもあります

背針を使った「ホバーリング釣法」を得意としていますが
ちょこまかとオトリを自分の意思で動かせるのが
わたしの性分に合っています

掛け針は
大鮎キツネ系の10ー10ー9の3本チラシ
ハリスは硬質のフロロ2、5ー3号

これも自分で根巻きして作成しています

針と針の間隔ですけども
3cmから5cmをいろいろ使い分けています