いよいよ宍道湖の鯉釣りシーズンが近づいてきました

宍道湖のシーズンというよりも

私自身のシーズンといってもよいでしょうか

私の場合は釣りの楽しみと

秋に釣って冬に食す・・・・という楽しみもあります

 

それにしても鯉釣りのタックルもずいぶん進化したものです

最近ではヨーロピアンスタイルとかで

専用のロッド、リール、ロッドスタンド、センサー

エサではボイリーとかいいます

 

さて、その進化したタックルの中で

鯉釣り師の手強いアイテムの一つ

センサー

 

アタリを離れた場所にいてもとらえることができる優れものです

性能のよいものになればセットで数万円の高価なものです

 

よいものであることはよーく分かっています

現に使用しておられる釣り人を否定するわけでもありません

いずれは私も導入することになるでしょう

 

それでも私はもうしばらく

当分の間はセンサーなしでがんばろうと思います

 

どーも鯉とのかけひきの中で

「人間が優位すぎてはいないか」と思うのです

 

それと

私の鯉釣りの最大の醍醐味は

小さな前アタリから待って

本アタリをむかえるその瞬間

 

大物であればあるほど前アタリは小さなもの

小魚であればアタリのあとにラインが緩むものですが

巨ゴイはラインをたるませないまま一気にロッドを絞り込むのです

 

長いときはアタリが出始めてから数十分待つこともあります

ひたすら・・・ずーっと・・・穂先を見つめながら

一瞬動いた穂先で「もしや・・・」と期待を込めるのです

 

そして待ちに待ったその瞬間

これがたまらないのです

 

そうとはいっても

眠気が差して前アタリを逃したり

 

竿立てからロッドが落ちる音に気がついて

慌ててロッドを手にしたり

 

ロッド、リールごと巨ゴイに持っていかれてしまったり

 

200mラインを引きずり出されて

あげくの果てにはラインを瀬でぶちきられていたり

 

失敗は数え知れず 

それでももうしばらくはセンサーなしでがんばってみます

 

磯釣りと違って

とにかく鯉釣りは待ちの釣りです

 

秋風と宍道湖の穏やかな風景

この待つ時も

穏やかな時間の流れとともに

魅力があるものです

 

何よりも

私たちが何不自由なく生活するすぐ側で

メータ級の鯉やスズキが悠然と泳いでいるその環境が

すばらしいことですね

 

さーこれからですよ