小島一文の
“G1フィッシング”

タックル紹介

竹下ウキ

このウキの考案者は島根県大田市在住の竹下努氏。
竹下氏はG杯グレで全国優勝の実績がある釣りの名手。

竹下ウキ14センチ
竹下ウキ 14センチ

【竹下ウキの特徴】

  1. 視認性がよい(棒ウキならではの見やすさ)
  2. 仕掛けが風の影響を受けにくい(ウキと道糸の接点が水中にある)
  3. 潮乗りがよい(ボディー・足長の部分が小さな流れをキャッチ)
  4. 遊動仕掛けにした時に深ダナを取りやすい(軽い仕掛けでも速く棚とりができる)
  5. 遠投ができ仕掛けのトラブルも少ない(トップ側に重心がある)
  6. 感度がよい(浮力点が肩の張った部分よりトップ側に設定してある)
  7. ウキのローテーションが容易にできる(スナップ付きサルカンによる接続)
  8. 絶妙の誘いが可能(そろばんの珠のようなボディー形状)
  9. 引っ張ると沈んでいく(足長、そろばんの珠のようなボディー形状)
  10. 道糸修正したときに仕掛けがポイントからはずれにくい(引っ張ると沈む、足長、そろばんの珠のようなボディー形状)


【竹下ウキの種類】

全長・・・6センチ~22センチ
浮力・・・マイナス~1号(長さによっては浮力のでないものもある)
素材・・・サクラ、ホウ(現在はサクラが主流)
色・・・・レギュラー(赤、レモン、赤)
    ニューカラー(レモン、赤、レモン、赤)
    マズメ(レモン)
    オレンジ
    バーミリオン(朱色に近い色)

【特徴解説】

竹下ウキの特長については、私たちが長年使い込んできた釣りイメージから感覚的に言ってきたことでしたが、平成14年に作者である竹下努氏(島根県大田市在住)が請願中だった特許が認められました。その性能が科学的に証明されたのです。今まで使い手が感覚的にしかその利点を確認できなかったことが、こうして理論的・科学的に証明されたことでさらに自信を持って、信頼して使いこなせるようになったわけです。
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ステンレス芯棒がトップ近くにまで入れてあるのが特徴

また、竹下ウキの特徴を利用して私独自が編み出した

「忍者釣法」

「ナイアガラ釣法」

「スイッチバック釣法」

N字釣法」  

以上があります       


【国際特許】

その内容は5つの国際特許から構成されるものです。

  1. 形状
  2. 浮力調整オモリをウキに内蔵する構造
  3. 管となるステンレスの芯棒をウキのトップ近くにまで内蔵する構造
  4. 水浸部が潮を的確にキャッチして流れること
  5. 海中にあるウキを下に引いたとき抵抗感が少ないこと

【購入解説1】
種類は手づくりゆえに無数にあるといってよいでしょう。これといって注文しても2本と同じものはありません。これが手づくりの欠点でもあり利点でもあります。この手づくりのよい部分を私たち使い手がテクニックを磨いて使いこなしていきたいものです。

信頼して使いこなすことによって、時にはウキの性能がわたしたちの腕の未熟な部分を補ってくれることもあります。このへんが道具のおもしろいところです。奥が深いところです。

【購入解説2】
購入するには、現物を手にとって、できれば水に浮かべて浮力をチェックしてみることをおすすめします。ウキにある表示はあくまでも目安となるものです。

同じ浮力でも実際に海で使ってみると、ボディーのカーブ、直径などで使用感が違う場合があります。

竹下ウキをもっと詳しく知りたい方はこちら・・・・  

竹下勉名人がご逝去されたため、同氏手作り「竹下ウキ」の販売はありません。

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